2021-01-01から1年間の記事一覧

免疫機能って、血液中の抗体だけじゃないんですけど、、、わかってますか〈笑〉? HEALTH NUDGE(記事の紹介)

『HEALTH NUDGE』つながりで、ちょっと前のものではあるが、おもしろい(おもしろくない!)記事を紹介する。令和における「一知半解」の実例として『日本国語大辞典』に収録され、後々まで、広く国民に語り継がれるべきだろう。http://healthnudge.jp/12645 …

NEJMのレビューだからといって信用してはならない! HEALTH NUDGE(記事の紹介)

断食の効果について、明らかに過大評価と思われる記事がCNNのニュースサイトに掲載され、日本語訳も公表されている。 こんな場合、まず疑われるのは、読者の関心を惹くために、マスメディアが穏当な内容の学術論文を歪曲しているのではないか、ということだ…

『世界の最新健康・栄養ニュース』でモトの論説文が紹介されていました

前のエントリーで紹介した記事の元ネタになった論文を、わかりやすく説明してくれている。これは、正直なところ、かなり有難い。 なぜって、ほら、私の場合、語学力がアレな上に、かなりそそっかしいので、内容を勘違いしている可能性があるから〈笑〉。http…

腹部肥満のシェフに賛同されても〈笑〉 EurekAlert! Science News(記事の紹介)

発展途上国ならいざ知らず、先進諸国であればとっくの昔に出ていてもいい筈の発想が、今頃になってようやく公表されたようである。遅いよ〈笑〉。https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/tuhs-tts040121.php 確かに、人体が必要とする栄養素は40種…

偉い先生方が共同声明を発表しておられたようです〈笑〉

顔ぶれを見て、立ちくらみをおこしそうになった。いやぁ、これはスゴいな〈笑〉。 「提言」とやらの内容も(もちろん)ヒドいが、まともな研究者の発言内容を歪曲して権威づけに使おうとしているあたりが何とも姑息だ。 いや、ひょっとすると、そういう行為を…

【雑談(暴言?)】社会「科学」??? ①

あくまで個人的な見解なので、眉に唾をつけて聞いて頂きたいのだが、、、 世に言う「社会科学」なるものは、統計学(統計的因果推論)の作法を逸脱しない限りにおいて、かろうじて「学問」と呼び得るものであって、そこを外れたものは、「政治的プロパガンダ」、…

居住形態の違いについて、やっと専門家の調査が、、、

大部屋で同居人全員がが雑魚寝、、、などという環境であれば、感染症に対して脆いのは当たり前のことだ。これは米国での調査だが、人種によって顕著な差が見られた英国でこそ実施して欲しかった。 ミシガン大学の調査に拠ると、50歳から80歳の家族(同居人)がい…

《パソナ=政商=竹中平蔵》への批判として引用されていた記事なのだが、、、

一番下に掲示されている資料では、「パソナ」の上に「アソウ・ヒューマニーセンター」の文字がある。私の記憶が確かならば(©鹿賀丈史)、この企業は、麻生太郎財務大臣閣下の親族(確か、弟さん)が会長を勤めている人材派遣会社だった筈だ。 第二次安倍政権が発…

民族派右翼が有名経済学者と似たような主張をしてしまう世の中って、、、

以前にも述べたように、私はTwitterなるものとは無縁なので、これも、某所に引用されていたものの写しである。 とりあえず、まとまった額の給付を行い、超過分を次回の確定申告で納付させる、という発想が、N・グレゴリー・マンキューに似ていて面白い。 しか…

M(民間を)M(見くびっている)T(頓馬)

旧エントリーをそのまま再掲しておく。 もちろん、公共性・公益性の高い部門に、政府が、(多少無理をしてでも)積極的に財政支出することは大切である。ただし、その効果を過信してはいけない。民間部門の方が、はるかに〈図体〉がでかいのだ。 「2019-09-24 …

投資>投機という《価値観》を壊さないために

主権国家であれば、このような制度を設計・実施するのは、当然のことだろうと思われるのだが、実際には、各方面からの干渉などもあって、なかなか難しいようだ。 以下に引用するのは、リチャード・クー氏の名著『「追われる国」の経済学 ポスト・グローバリズム…

【ビタミンD】サプリメントの過剰摂取による外因性中毒【症例報告】

covid-19の重傷者や死者で、血中ビタミンD濃度が低いことは事実である。しかし、これはあくまで相関関係の水準での話であり、因果関係およびその経路や用量反応が確定された訳ではない。 しかし、そのような段階で、通販サイトへのリンクを貼って、ビタミンD…

サプリメントなどを摂ったところで都合良く免疫機能が強化されたりはしない

免疫は、体内に侵入した異物への攻撃であると同時に、その攻撃力によって自らの身体をも損なう可能性を持つ。単に強ければいいというものではなく、身体を保護する機能とのバランスが取れている必要があるのだ。 ・・・といった知識を持たない人がいたとしても…

先走り過ぎ

急を要する状況であることは間違いないが、公衆衛生「研究」に於いては先進国である、、、というプライドが焦りを産んでいるとすれば、それは途轍もなく危険なことである。これに限らず、最近の英国の研究者や研究機関の振る舞いには、首をかしげさせられるもの…

全く同じブログ記事をもう一度紹介します 事後に対象者を絞る社会保険 - himaginary’s diary

10ヶ月ほど前のモノであるが、もう一度紹介する。はたして、日本国内の論壇で、実行可能性および効果の観点から見て、これよりマシな提言は行われただろうか? https://himaginary.hatenablog.com/entry/20200325/Mankiw_social_insurance_proposal

【チョットくどいか?】セレン及び抗酸化物質

前のエントリーで見たように、セレンを構成要素とするGPX1には抗酸化作用があり、免疫反応が暴走するのを防ぐのに一役買っているようだ。 しかし、ビタミンCやビタミンEをはじめとして、抗酸化作用を持つ物質は他にもさまざまなものがあるのだから、そちらが…