2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

通貨は徴税で破壊されたりはしない

単に中央政府をMSの保有主体から外すという決まり事になっているため(地方自治体は含まれる)、政府預金に入った分は「金融統計の上ではカウントされない」だけのことだ。別に消えてなくなったりはしない〈笑〉。 それに、現在のように、税収では絶対に支出を…

「超加工食品」は科学用語ではなく政治活動用語である(「超加工食品」とかいうタワゴト⑧)

シリーズまで組んで「超加工食品」なる概念を揶揄し続けているが、それは、単に、恣意的な基準を持ち込んで科学を歪めることに対して腹を立てているからに過ぎない。 但し、こんな胡散臭い学術用語を発案し、拡散しようとするモンテイロ博士の異常な愛情、も…

「正規軍」の制服組のトップは、率直に見通しの厳しさを語っている

英国国防省や戦争研究所の「分析」とやらは全く当てにならないが、正規軍の制服組のトップはさすがに冷静だ。エコノミストも軍事方面では大した分析力はないが(※)、このインタビューは興味深い。 西側諸国からプレゼントされた砲弾を惜しげもなくぶっ放して…

エレファント・カーブの消失

Branko Milanovicのレポート。象さんはいなくなってしまったそうだ。 (⇩) Global income inequality:time to revise the elephant https://socialeurope.eu/global-income-inequality-time-to-revise-the-elephant

rogue state

ならず者国家なんて表現は、とっくに死語になっているとばかり思っていたよ〈笑〉。まさかリアルタイムで目にする日が来るとは! ただ、この言葉は、使っている側の品性の下劣さも同時に示しているような気がしてならない。そう言えば、あの頃のアメリカもそ…

【過去記事の再掲】ごく一部の人にしか必要のない正誤表

過去記事を再掲する。 何が腹立たしいかといって、国民のためになる政策を行いたいと思っている政治家に僻説を吹き込むインチキ評論家がいることである。しかも、そうした手合いに限って「正しい貨幣観」などと自称するから始末が悪い。 よろずおぼえがき 20…

intermittent fastingは決して望ましい食事法ではない

消化器官の機能も年齢とともに徐々に衰えてくるのだから、奇を衒った食事法に飛びつくのはやめて、質の高い食事を、一日三食、なるべく決まった時刻に摂るようにするのが「吉」である。(記事中に、元の論文のdoiがあります) (⇩) Skipping Meals, Fasting and…

議決権がなければ「子会社」ではないよね〈笑〉

同じブログ記事にこんなことを書いていた。 (⇩) 「日銀は確かに出資証券(厳密には株式ではない)の45%を株式市場に上場していますが、日銀株を持っていたところで、配当金は制限されており、日銀に対する議決権もない。日銀株は市場にほとんど出回らない…

重要な目安だろうに、、、(日銀保有国債の含み損について)

保有している国債に含み損が生じたところで中央銀行の運営にとりあえず支障はない、、、というのは、確かに正しい。 しかし、財政破綻論者(?)とやらを攻撃したいという欲望が強いあまり、その事実を「で?」のひと言で済まして良いと思っているのならば、一国の…