2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

矢印が1本欠けているぞ! 五大栄養素と三つの役割

五大栄養素というのは日本の栄養学クラスタの独自用語で、欧文だとタンパク質・脂質・炭水化物をmacro nutrients 、ビタミン・ミネラルをmicro nutrientsと呼ぶのが一般的である。 これらの栄養素は、「エネルギー源になる」「体の組織をつくる」「生理作用を調…

部分的動員 (Sputnik 日本) 

何とも有難いことに(?)、日本語で積極的に情報を漏洩してくれている。 動員されるのは、職業軍人にはならなかったものの、一応は経験者である。西側メディアでもレベルが低いものだとずぶの素人を召集してこれから訓練を始めるかのような報じ方をしたりして…

綿実油>オリーブオイル?

綿実油とオリーブオイルを比較した介入研究(RCT)で、コレステロール値の高い人を対象に、血中脂質の変化を見ている。この結果が偶然でなければ、健康に良い油としてオリーブオイルを持ち上げてきた連中の面目は丸つぶれだが、この際、つぶれちゃってもいいだ…

医薬基盤・健康・栄養研究所は公的な責任を考慮して胡散臭い論文に基づいたニュースの発信を自制すべきである

元の論文をチェックするまでもなく、eurekalertの記事を走り読みしただけでも、分析対象のデータがフランスのNutriNet-Santeであることが分かる。仮にも専門家であるならば、この時点で眉にツバをつけるべきである。チェックのきかないネット上の自己申告の…

日本人がスリムであることについての好意的な(?)偏見

まだninja(忍者)がいると言ったら素直に信じてくれそうだ〈笑〉。どうしても自分たちの食べ過ぎだけは認めたくないから、怪しげな情報をかき集めた挙げ句、こんな奇妙な「分析」をしてしまうんだろうな。(⇩) Seven tricks of the Japanese to lose weight wi…

森喜朗 女性蔑視 多様性

五輪がらみの金銭授受で名前が挙がっていたので、森喜朗の女性蔑視(?)発言に関わる話題を蒸し返すことにする。 とはいえ、あの発言を批判しようというのではない。ましてや、あれを擁護しようとも思わない。ここで取り挙げたいのは、あの件に対する山口真由…

能動性の大切さ?

縦の縞模様のついた実験室に子猫を入れる実験がある。一方の猫は自力で歩くことが出来るように、もう一方の猫はそれに合わせて受動的に動かされるように、装置に繋がれる。これを一定期間、何度も繰り返す。すると、自力で歩けた猫は、僅かな縦の縞模様の変…

【ザポリージャ】環境に対する悪影響はあるが、さほど大きなものではない【原発】

ザポリージャ「市」はウクライナの勢力圏であり、ザポリージャ「原発」の周囲一帯はロシア側が占拠しているのだから、原発付近に砲撃を加えているのはウクライナ側である可能性が高いだろうに、なぜ日本のメディアは「双方が相手側の攻撃だと主張している」…

「敵に塩を送る」という故事は聞いたことがあるけど、、、

「敵に転売ビジネスのチャンスを与える」などという故事は聞いたことがない〈笑〉。(⇩) China Is Aggressively Reselling Russian Gas To Europe https://www.zerohedge.com/markets/china-aggressively-reselling-russian-gas-europe?ref=biztoc.com&curato…

《日本発》の良質な科学論文が減っていく一方で、、、

こんな作業に従事させられる人たちがいるというのも酷い話だ。 大学や大学院を通じてまともな研究者になるためのスキルを蓄積して来た筈なのに、まともな研究者なら絶対にやらないようなpハッキングや多重検定なんかを、むしろ積極的に行うように推奨されて…

『The Economist』は有名な政治・経済誌ということになっているらしいが

今ごろになって、おずおずとこんな記事を掲載していることに苦笑させられた。穴だらけで効果に乏しい「さんくしょん」であることぐらい、素人でも始めから見当がつくだろうに。中国とインドのどちらか一方だけでも「制裁国」側に引き込めなかった時点で失敗…