元の論文をチェックするまでもなく、eurekalertの記事を走り読みしただけでも、分析対象のデータがフランスのNutriNet-Santeであることが分かる。仮にも専門家であるならば、この時点で眉にツバをつけるべきである。チェックのきかないネット上の自己申告の食事データである上に、男女比率が2対8と大きく歪んでいる。まともな研究者なら、そもそも研究対象に選ばない。健栄研の中の人、聞いてますか〈笑〉?
案の定、このデータを利用する連中の論文は、常に結論ありきである。曰く、人工甘味料は体に悪い。曰く、超加工食品は体に悪い。 etc. and so on(⇩)
eurekalertの元記事はこちら(⇩)
https://www.eurekalert.org/news-releases/963879
BMJに掲載されたのだからそれなりに信頼できるのだろう、などと、安易に考えてはいけない。複数の編集者の中に一人変な人が紛れ込んだだけでも、結論ありきの杜撰な論文がacceptされる可能性は高くなる。また、査読者が調査方法や分析方法の不備を見落とすこともある。
毎度お馴染み(?)SMCが専門家のコメントを公表している。(⇩)
特に注目してもらいたいのは、最後(5人目)にコメントしているDuane Mellor博士の1段落目と2段落目の部分である。
都合の良い結果を出すために、データの入れ替えをしながら試行錯誤(?)していることが強く疑われる。