森喜朗 女性蔑視 多様性

 五輪がらみの金銭授受で名前が挙がっていたので、森喜朗の女性蔑視(?)発言に関わる話題を蒸し返すことにする。

 とはいえ、あの発言を批判しようというのではない。ましてや、あれを擁護しようとも思わない。ここで取り挙げたいのは、あの件に対する山口真由のコメントに浴びせられた批判の「質」についてである。

 この辺りが「悪い意味で」参考になる。(⇩)

 

【理解不能】山口真由氏「多様性に全く理解を示さない83歳のおじいちゃまも、社会からつまみ出しちゃいけない。・・・」

http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/61516

 

(⇧)山口のコメントは、「個々人が内心どのような思想・信条を抱いていたとしても、世俗の法を遵守している限り、存在そのものを脅かされるべきではない」という、(ある種の諦念に基づいた)近代的価値観を踏まえたものと見做し得るが、これに罵声を浴びせかけている側は、気にくわない相手ならば思想改造折伏etc.に踏み込んでも構わないと言わんばかりだ。いったい、いつの時代だよ?

 ブログ主のコメントに「深く考えると気が狂いそうです」とあるが、「狂った思想を鵜呑みにしているから深くモノを考えることが出来ない」だけのような気がするぞ〈笑〉。