慣行農法の重要性すら理解していない省庁があるらしい

 一国の食料安全保障という重要な問題から目を背けて、富裕層(を気取った連中)の道楽でしかない有機農業を持ち上げて見せる、お気楽でおバカな農⚫水⚫省(⇐伏せ字の意味が全くないが、細かいことは気にするな〈笑〉)。その責任感に乏しい姿勢を、かねてから苦々しく思っていたのだが、中で作文をしていたのは、こんな女性官僚であるらしい。

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農水省がアンチ霞が関を加速させる理由 - PIVOT

https://pivotmedia.co.jp/movie/11228

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 自前の調査・研究を伴っていれば批判を試みる価値もあるが、実質的には、EUのペーパーのパクリである。模範解答(?)をキレイに書き写す能力は高そうだから学生の頃の試験やレポートの成績は良かったのだろうが、現役の官僚がこれでは話にならない。おそらく、このヒト、批判を受けても、何が問題であるか理解できず、不当な迫害を受けているという被害者意識を募らせることだろう〈笑〉。

 共演者にも難がある。経営コンサルタントや富裕層ビジネスがたまたま当たっただけの経営者にしてみれば、こういう派手なアドバルーンをあげる官僚は格好の宣伝係だ。仮に官僚としての問題点に気づいていたとしても、それには触れずに褒めそやすに決まっている。このPIVOTとかいうのはビジネスパーソン向けの新興メディアらしいが、マトモな内容は期待しない方がよいかもしれない。

 ところで、ろくでもないメディアは見なければいいし、裏金作りに励む政治家は選挙で落としてやればいいのだが、こういう「ゆるふわ官僚」はどうしたらいいのだろうか?