こんな「研究」を発表してしまう特任講師がいるようだが、東大は本当に大丈夫だろうか?
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https://researchmap.jp/atsushi-miyawaki/published_papers/46270633
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どこかで見たような胡散臭い内容だと思ったら、津川友介との共著論文だった。なるほど、それならわかる〈笑〉。
あの人は肩書きのせいで医学者と思われがちだが、むしろ、医療をネタにした、あまり学力の高くない社会学者だと思っておいた方がよい。知名度が高いのは、ビジネスマン向けのほとんど勉強にならない(!)統計学の本と、栄養疫学をきちんと学んでいないことがバレバレの(!)食事法の本がベストセラーになったせいで、別に研究者として優れているから、というわけではない。私が唯一エライと思ったのは、書評で堤未果の著作の事実誤認(というより、あからさまデマ)をはっきり指摘していた件ぐらいである。
ところで、この「論文」のResultについてだが、既存の観察研究のデータから事後的に引っ張り出した相関関係に過ぎず、女医の割合を増やしたり、強制的に医師をすべて女にしたりといった「介入」をおこなっても、良好なアウトカムは得られないので、くれぐれも勘違いしないように〈笑〉。
そもそも現状で、致死率の高い難病患者を多く抱える医療機関に何割ほどの女医がいるというのだろうか?
limitationで、より若い世代に当てはまるかどうかはわからないと述べているが、それ以前に考えるべきことが山ほどあると思う〈笑〉。
これでも読んで、頭を冷しなさい。
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《追記》
一瞬、理研のあの神経科学者が気でも狂ったのかと思ったが、一文字違いの別人でした。あぁ、びっくりした〈笑〉。人名ぐらい漢字も併記してくれればいいのに。