一つ前のエントリーと全く同じネタだが、日本語で簡潔にまとめてくれている。この話題は取りあげてくれるんじゃないかと思っていたので、予想が当たってちょっと嬉しい〈笑〉。担当者よ。お前とはいい酒が飲めそうだ(⇦なんか、すごく偉そう)。
ところで、タイトルに記したように、Mediterranean diet(地中海型食生活)という用語は、基準らしきものが一応決められているとは言え、欧米のインテリ、殊に、白人インテリにアピールするという下心が込められていて、純粋な学術用語とは言い難いものなのである。だが、戦略としては大成功で、この基準を援用した調査･研究が(当然のことながら)欧州＋北米で次々と行われてようになり、その結果、膨大なデータと知見が積み上げられることになった。そうなってしまえば、もう、これを軽んじたり無視したりすることはできない。様々なテーマや観点からこのデータを活用できるからだ。･･･なんか、釈然としねえなぁ〈笑〉。
だが、それに対抗すべく「和食」などを持ち出してみても、はっきりいって無駄である。文化的な価値はともかく、栄養学的な価値はさほど高くないからだ。栄養学的な観点からいえば、1980年代に提唱され、あっという間に忘れ去られた「日本型食生活」が高い評価を得られそうだが、残念なことに、あまりアピール力は強くないだろう。
