確かに「政府の赤字は民間の黒字」ではあるが、、、

 1ビット脳の愚民を煽って小銭を稼ぐコンテンツ産業の「経営者」に重宝されているスローガンだが、この毛唐、おっとっと、外国人の一言で、いかがわしさを露呈してしまっている。

(⇓)

「政府の赤字は民間の黒字と言うが、正しく言うと、今までは政府の赤字は企業の内部留保に消えた」

https://twitter.com/atkindm/status/1529991154284249088

(⇑)

 要するに、家計部門は恩恵に預かれない構造が確立されてしまっているということだ。この状況で政府支出を増やしたところで、「民の竈、賑わいにけり」(@仁徳天皇)などという事態は訪れない。

 民間部門はを企業部門と家計部門に分けた上でデータを観察すべきだ。

 そうすれば、「官」vs「民」などという疑似対立に惑わされることなく、投資家と投資家におもねる経営者が得をして、一般の労働者が割を食って来たのが近年の趨勢であることに気づくことができるだろう。