【過去記事の再掲】農業従事者を侮辱するデマ AGRI FACT(記事の紹介)

 国民の食糧安全保障に対する意識を高めるため、と称して、デマを垂れ流す悪質な輩がいるので、注意されたい。最近、農薬に関してデマ情報を使い回しているとおぼしきタイトルを見かけたので、関連する過去記事を再掲する(⇩)。


よろずおぼえがき

2021-06-02

農業従事者を侮辱するデマ AGRI FACT(記事の紹介)

 大元のデータを歪曲したり、自説に都合良く切り貼りして紹介するような輩にも呆れるが、いつの時代にも、どこの国にも、詐欺師というのはいるものだ。しかし、それを鵜呑みにして元のデータを確認しないような手合いがジャーナリストだったり医師だったりすると、その時代のその国はかなり危ないと言ってよい。

 農薬に関していえば、わが国では、既に1970年あたりを境にして、毒性の強いものや環境中に残留しやすいものは失効させる方針が加速している。悪名高いDDTが不許可になったのもこの頃だ(確か、1971年だったと思う)。既に半世紀も前のことなのである。だから、私などは、今さら農薬悪玉論でもあるまいと思うのだが、「農薬」と聞くと脊髄反射的に「悪」と決めつける固定観念の持ち主は、以外と多いようだ。そういう人達の不安を煽るようなことを書くと、本が売れるのだろう〈笑〉。

 以下に紹介するのは、元のデータを確認した上で、如何に悪質な切り貼りが行われているかを明らかにした記事である。執筆者は浅川芳裕氏。既に一度雑誌に発表したものに若干手を入れたものだというが、初見であった。いや、そりゃあ、書店に寄っても『月刊農業経営者』は手にとって見たりしないからなあ〈笑〉。

https://agrifact.jp/lies-about-the-use-of-pesticides-in-japan/

ceo9266


(⇧)AGRI FACTの記事で浅川氏が俎上にのせているのは堤未果内海聡で、「ああ、またか」とウンザリした。人目を引くことさえ出来れば、デマを垂れ流すことに心理的な抵抗を感じないのだろう。こうした手合いと平気でつるんだりする奴も、同じような資質の持ち主なのだと思われる。