ノー・カロリー甘味料を用いた飲料

 今現在、加糖飲料を習慣的に飲んでいるならば、糖分が含まれない飲料に変えた方が良い。水や麦茶が望ましいのだろうが、どうしても甘味がなければイヤだ、という人は低カロリーおよびノン・カロリー甘味料を使った飲料(ダイエット飲料の類)でもかまわない。予想される効果は以下の論文に詳しい。まあ、こんなものだろう(⇩)。

Association of Low- and No-Calorie Sweetened Beverages as a Replacement for Sugar-Sweetened Beverages With Body Weight and Cardiometabolic Risk

A Systematic Review and Meta-analysis

Néma D. McGlynn, et al., JAMA Netw Open. 2022;5(3):e222092.

https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2790045

 低カロリーおよびノン・カロリー甘味料のリスクとして腸内菌叢への悪影響などが指摘されているが、現在データで確認されている範囲では微細なものである。食物繊維をきちんと摂るとか、赤身肉を食べ過ぎないとかいう食習慣で完全に相殺されてしまう程度なので、案ずるには及ばない。

 ちなみに、いかにリスクが低くベネフィットが高かったとしても、私はアスパルテームを使用した商品は購入しない。別に、フェニルケトン尿症とかいう深刻な理由ではなくて、単に後味が悪いからである。これは、さほど味覚が鋭敏でなくても感じ取れると思う。