残念ながら、東京都医師会の尾崎治夫氏はエビデンス・レベルを全く理解していない

 医師であるにもかかわらず、EBMを学ぶことなく50代~60代を過ごして70歳に至ったのだろうか?

 エビデンス・レベルの低い地域相関研究(ecological study)を論拠にこんな発言ができる「医師」が存在すること自体すごい話だが、それが東京都医師会の会長だというのだから合いた口がふさがらない。仲間内での政治活動も結構だが、最低限の勉強はしてほしいものである。

https://www.sankei.com/article/20211017-OV5SWW7GZ5M7ROWRZ63ZDEQDPA/

 ちなみに、交絡因子として真っ先に思い浮かぶのが人口動態で、年齢のデータで補正すれば、イベルメクチンを投与するか否かにかかわらず、アフリカの被害が相対的に小さいのは当然ということになるのではないか。