既発債の総額をGDPで「割り算」するという発想が、既に大きく間違っている。だから、新しい理論だと言われても、「今度こそ違う」とばかりに飛び付いてはいけない。
https://hatsugentoday.hatenablog.com/entry/2021/06/10/135818
必要なのは、既発債の総額と利率を「掛け算」することで、この数字が雪だるま式に膨れあがらなければ、とりあえず、大きなクライシスはない。自転車操業と言えば言えるが、財政運営なんて、そんなものではないのだろうか?
全国の自治体に一億円ずつばらまけるほど財政が「安心」だった頃は、実はバブル経済の最中で、実はちっとも「安心」ではなかった。
不安定を不安定と認識しながら、制御する手段を工夫するのが大人の振る舞いというものだ。