今週のひと言

 とある鼎談について。
 アレは確かに「一線を越え」た振る舞いである。その点には全く異論はない。
 しかし、である。
 いかがわしい経済学説を「真理」であるかの如く吹聴するのは、一線どころか、二線も三線も越えているんじゃねえのかよ、というのが、私の率直な感想だ。ああ、そういえば、批判されている彼も「お仲間」だったっけ〈笑〉。
 政策的インプリケーションを聞くだけでカタルシスを感じてしまうようなシロモノなら、その時点で警戒するのが保守的な態度というべきだろう。いいトシしたオッサンなのに、まだ、どこかにウマイ話が転がっていないか、というさもしい根性のまま言論活動を行っていることに驚かされる。
 三人の内、二人が、既にそのテのいかがわしい行為に手を染めているのだ。とても、他人の非を居丈高に糾す資格があるとは思えない。