坊主憎けりゃ袈裟まで

 主要価値類似性モデル(※)に説得力を与えそうな事例である。この場合の主要価値が、「ドナルド・トランプは優れたリーダーである」という思い込みであることは言うまでもない。

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Political endorsement by Nature and trust in scientific expertise during COVID-19

 Nature Human Behaviour volume 7, pages696–706 (2023)

https://www.nature.com/articles/s41562-023-01537-5

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 それにしてもすごい。トランプ支持者の場合は、Natureとかいう雑誌は信用できない、どころか、科学そのものが信用できない、というところまで行く傾向が見られたんだそうだ〈笑〉。

 ただ、日本でも、「安倍某は優れたリーダーである」という主要価値をお持ちの方々が、明らかに国民のためにならない政策を実施しているにも関わらず、常識ではありえないようなアクロバット言論を展開して擁護していたので、決して笑い事ではない。始めは支持していたとしても、途中でおかしいと気づく筈なのだが。

 

 

※ 以前にも紹介したが、「主要価値類似性モデル」については、以下の記事を参照のこと。

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https://takehiko-i-hayashi.hatenablog.com/entry/20111205/1323054083

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 本当は、中谷内一也氏の著作を直接勧めるべきなんだけどね〈笑〉。