脚気!!!

 1954年のアリナミン糖衣錠の販売開始によって、我が国からは完全に根絶された病であるとばかり思っていた。迂闊であった。埼玉県警・川口署、恐るべし〈笑〉。

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9ヶ月勾留「野菜不足の弁当」で40代の男性が一時危篤、ビタミン不足で脚気と診断:読売新聞

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230616-OYT1T50229/

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 ただ、原告側の「野菜不足の弁当」なる主張には違和感を覚える。確かに野菜が多いにこしたことはないが、脚気に陥らない程度のビタミンB1の補給源など、いくらでもあるからだ。

 それにしても、どんな弁当だったのかがひどく気になる。ビタミンB1以外にも色々な微量栄養素が欠落している筈で、運良く脚気になっていなかったとしても、壊血病か夜盲症か巨赤芽球性貧血症に陥っていたのではなかろうか?

 

 あ、そうだ。昭和の刑事ドラマみたいに、取り調べの時にカツ丼でも食わせていれば、少なくとも脚気にだけはなっていなかった筈だよ〈笑〉。