そりゃあ、資源国じゃないんだから

　付加価値の高い製品を「追う国」の立場で作っているうちはいいけど、「追われる国」の立場になってしまったら、かつてのような快進撃は期待できない。工場の海外移転も進んでいるから、円安は必ずしも追い風にはならないのだが、昭和脳の年寄りには理解できないんだろうなあ。

6割超が円安は業績に「マイナス」、コスト負担が増加ー帝国データ

　有事に円が買われやすかったのは、「技術力の高い工業国」というイメージが投機関係者に共有されていたからに過ぎないのではないか？

　若い世代の投機関係者の脳内には、おそらく、そんなイメージは存在していない筈である。怖い怖い。