アンチ・ワクチン論者がCovid-19で亡くなったそうだ。ケンブリッジで教育を受けたのなら、無知な訳でも理解力に乏しい訳でもないだろうに、何故こんな悲喜劇が起こるのか?
しかも、それに輪をかけてやりきれない気分にさせられるのが、この人物と夫人の関係である。夫人は、高学歴のダンナの言うことだからと、この人物の考えをそのまま信じる傾向があったとのこと。
無論、単なる趣味嗜好の問題であれば、「亭主の好きな赤烏帽子」であっても別にかまわない。だが、あいにく、ウイルスによる感染症の発生も、ワクチンや治療薬による抑制戦略も、趣味嗜好と同じレベルで扱って良い問題ではない。