死ぬかと思った

 例の日航機に乗っていました。離陸前に説明があったにもかかわらず、収納スペースから荷物を取り出そうとする人の多いこと多いこと。冷静に行動するよう心がけてはいましたが、機内が煙でまっ白くなってきたときは、ちょっと覚悟しました。何しろ、すぐそこの窓から炎が見えているのに、なかなか非常口を開けないものだから。本当にCA全員に非常口を開閉するトレーニングを施しているんですかね?

 

 起こってしまったのは仕方ないとして、その後の対処が酷かった。

 暗闇の中、事故機から充分な距離もとらず、十人ずつグループを作ったらしゃがむ、などという幼稚園のお遊戯のようなマネを「無駄に」三回も繰り返し(人数の確認なら、安全かつ明るい場所まで移動してからやれば一回で済む)、既に暖房を落とした大部屋に意味も゙なく長々ととどめ置かれ(体の弱い人なら風邪をひくレベル。天井についていたのは紛れもなく業務用のエアコンだった。緊急事態だから暖房ぐらい入れたらどう?)、住所・氏名・電話番号を紙に鉛筆で(!)書かされた(チケット購入時のデータを引き出して利用すれば?)。

 さらに長々と引き止められそうだったので、財布も定期券もあるから大丈夫と言い張って出てきた時には、既に22時を回っていた。事故そのものよりも、その後の苦痛の方がデカかったような気すらする。

 機内に残してオシャカになった荷物の保障については、「後日」、日本航空から連絡があるという。だったら連絡先を確認した時点で開放してくれればいいから〈笑〉。

 

 という訳で、???な゙対応がやたら多かった。日航関係者は善処願います。