CPTPP参加に待ったをかける英国の「専門家」

 ちょっと既視感〈笑〉。

 それぞれの国の産業構造や就業者数を考慮せず、バカの一つ覚えのように関税引き下げを目指すのは、愚か者の所業である。その程度のことを理解するのに、さほど高い知性は必要ない。とはいえ、反対の世論を盛り立てるためにデマを流してはいけない。

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The CPTPP trade deal is a major threat to public health and warrants a health impact assessment

BMJ 2023;381:e073302

https://www.bmj.com/content/381/bmj-2022-073302

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 学術誌に堂々と「政治的」な意見が掲載されるのは、なかなかすごいことだ。なんでも、英国で認められていない農薬や添加物を使った食料品を押し付けられる恐れがあるのだそうだ。

 外圧でFSAの食品安全基準がねじ曲げられるとも思えないが、、、〈笑〉

 しかし、このネタ、英国の表通りのメディアでは、ニュースにすらならなかったらしい。今さら「自由貿易を推進する経済協定」などに期待する人はいないということだろうか?