実際の戦闘は、仮にあったとしても、東部の二つの「共和国」を取り囲んでいる勢力を威嚇する程度だろう、というのが私の予想だったが、認識が甘かった。「ミンスク合意に真面目に取り組めよ」とプレッシャーをかけているだけだと予断を持ってしまっていたのだ。この点は不明を認めたい。
ロシア側の声明にある目的の「非ナチス化」という表現には、ピンとこない人が多いだろう。確か、国内では報道されていない筈､､､と思ったら、一応あった。ネット右翼のバイブル(?)『産経新聞』である。参考までに(⇩)。
https://www.sankei.com/article/20150622-2IZORJLB4BJYFKMSIHNWRTSXC4/
平和な日本では、極右団体といっても、公共の場でヘイトスピーチとやらを撒き散らして顰蹙を買う程度の可愛い存在だが(⇦可愛いかぁ？)、ウクライナのそれは本当に武装している上に行動力にも富んでいる。
おそらくロシア側は、2014年に起こった騒動のどさくさに紛れて、ロシア系住民(非･戦闘員)が、こうした連中の犠牲になったことに対して、かなり神経質になっている。勿論、それを言い訳として最大限に利用しようという思惑はあるだろうが、核になる事実が存在しないわけではないのである。
