大塩平八郎「檄文」の口語訳

「天下の民が生前に困窮するやうではその国も滅びるであらう。政治に当る器でない小人どもに国を治めさして置くと、災害が並び起るとは昔の聖人が深く天下後世の人君、人臣に教戒されたところである。それで、、、」

 ↑大塩平八郎「檄文」の口語訳、その冒頭部分なのだが、読んだ途端に笑いそうになってしまった(本当は笑えない!)。

 損得勘定を最大限に重視するならば、防災の為のインフラ整備などには一切出費せず、コトが起こってしまってから、そこにだけ対応するのが良策ということになってしまう。

 しかも、コトが起こってからも、あれこれと言い訳をしながら対応を引き伸ばした方が良い。なぜなら、どうしても必要なものは、民間部門が採算を度外視してでも復旧させる筈だからだ。

 国家機構の存在意義って何なんだろうね?