企業がせき止めているのだよ

 相変わらず、古いタイプの総需要管理政策に対する「信仰」が強すぎて、辟易させられる。

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国民の可処分所得減少を補う具体的な議論を!│三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ」

https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12767633731.html

国会が始まりました。

 岸田総理大臣が所信表明演説を行ったわけですが、相変わらず「無味乾燥」という印象しかありませんでした。

 まあ、これは個人的な「印象」の話なので、今月中に策定される予定の経済対策に期待したいと思います。

 注目は、「真水(=国民の手に所得が渡る支出)」の規模。さらには、支出までのスピード。そして、中身になります。

 

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 この「真水(=国民の手に所得が渡る支出)」という表現を見る限り、政府支出の増額分が何らかの形で働き手の給与の増額に貢献すると信じている可能性が高い。

 まあ、「夢を売る」ために信じたフリをしているだけなのかもしれないが〈笑〉。

 確かに、昭和の高度成長期にはそのようなサイクルが働いていたのだろう。だが、今は違う。上振れした分は、配当金、現預金、対外投資に回されて、国内への好影響は、まず期待できない。